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階段を降りるとき

膝にどれぐらいの負荷がかかるか

ご存じでしょうか？

体重の約６倍と言われています

60ｋｇの体重の人なら

360ｋｇぐらいになります

これぐらいの負荷が何回もかかると

膝を痛めることは

容易に想像がつきます

この状況にがに股が加わると

膝にかかる負荷に回転の力が加わります

茹でたカニの足の関節をもぎ取るような感じに

膝関節に力が加わると考えてもらえれば

予想がつきやすいと思います

つまり、がに股で階段を降りる行為は

膝関節を潰すことになるのです

膝関節は股関節と違って、曲げ伸ばししかできません

がに股のようになると傾いた状態で

膝を曲げ伸ばしすることになるので

どうしても不安定になり

膝を曲げ伸ばししている途中で

膝の位置が左右にぶれることが多くなります

その膝が左右にぶれる瞬間に

膝に回旋運動が加わるのです

そうすると

筋肉や靱帯などに通常よりも大きな負荷が加わることになり

膝の上の骨と下の骨とが横にスライドしたり

回旋したりすることがあります

そうすると関節の噛み合わせが悪くなり

関節面は凸凹しているので

噛み合わせがズレると

関節面がぶつかりあいやすくなります

このような状態になったとしても

若い時は筋肉が衰えていないので

膝関節の骨のすき間が大きいので

元の正しい位置に筋肉が引っ張り戻すことができるのですが

高齢になって筋肉が弱くなっているので

膝関節の骨のすき間が狭くなり

骨がぶつかって元に戻らなくなるのです

献身堂では道具を用いて

膝を曲げる時に

骨と骨との間のすき間を少し広げるようにしながら

曲げ伸ばしをすることで

骨を元の位置に戻して

関節面の噛み合わせを合わせていきます

そうすることで痛みの緩和や可動域の拡大をしていきます

何気ない日常生活の動作で

膝関節の変形を促進してしまうことがあります

膝は消耗品ですので

日々大切に動作を意識して膝を使って下さい

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