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五十肩の痛みに対してするリハビリ内容(東大阪市 整体 献身堂)
五十肩の方で腕を肩の高さ以上にあげることで痛みが出るが
肩の高さよりも低くければ、
痛みがないとか
腕を真横に上げなければ痛みが出にくいという方の
リハビリを紹介します
上記の条件の痛みが出やすいのは、広背筋という筋肉のコントロールが
下手になっている可能性があります
広背筋とは骨盤の後ろの方から始まり、一部が肩甲骨について、
ワキを経由して方の前側に付着します
なので、猫背と巻き肩になると広背筋が背中の丸みにそって
伸びきった状態になります
腕を前から頭の上まで持ち上げるときに上腕骨頭と言われる腕の付け根の部分
に広背筋が付着するので本来だと腕が持ち上がるにつれて広背筋が緩んで伸びるのですが
前述したようにすでに伸びきってしまっている状態からさらに伸ばされそうになるので
痛みが出てしまうのです
そうならないようにするには猫背と巻き肩を改善しないといけません
猫背と巻き肩改善させる体操を紹介します
椅子に座って腕を垂らした状態で手のひらを外旋させて胸を張る運動をして下さい
そのとき、お腹が突き出ないようにしっかり引っ込めておいて下さい
10秒このポーズができたら戻して、また、10秒するといった要領で10回してください
次に肩の高さ以上にすると痛みが出る人は
腕の動き始めに肩が先に動いて怒り肩のようになってから腕を上げていく癖がある人が多いです
本来の腕の挙げ方は腕からあがり、最後に肩があがります
なので、順番が逆になっているのです
なぜなら、僧帽筋が先に働くからです
僧帽筋は脳から直接神経が繋がっています
しかし、腕を動かす神経は脊髄を経由して筋肉の動かす信号が届きますので
僧帽筋が動くより遅いです
しかし、健康な時は肩から動かすことはしません
なぜかというと、脳の方で抑制が掛かるからです
ケガをするとこの抑制が上手く働かなくなります
なので、痛くない方の手で痛い方の肩を押さえた状態で腕を上げていく訓練をして
先に肩をあげずに腕から挙げることができるように誘導します
これと同時期にするのを忘れてはいけないのが
腕の痛みの出ない範囲で上げて貰い、そこから、下ろす方に力を入れて貰うために
抵抗を加えて下ろすための筋肉を力んで貰います
通常下ろす時は重力に任せて力を抜くだけでよいと思っていると思います
しかし、ただ単に力を抜くと重度に酔っ払った人のように勢いよく腕が落ちるように
なりますが
皆さんは腕を下ろす時はゆっくり下ろしていると思います
なので、腕を上げるための筋肉と腕を下ろすための筋肉(広背筋など)の出力を微妙に調節
しながら腕は下ろされています
腕を上げるときも一緒で下ろすための筋肉が微妙に働かないと上手く腕を上げられないのです
腕を上げた状態から下ろす時に下ろすための筋肉をきちんと働かせるために
ある程度の抵抗を加えます(動かないくらいの抵抗をかけてはだめなので)
五十肩の人の場合、腕を上げるための筋肉だけを使って腕を上げ下ろし使用とするので
テコの原理で腕が肩の高さにくるとリーチが一番長くなり、腕の重みで
筋肉が耐えられなくなって痛みます
肘を曲げて状態で挙げたり、下ろしたりする方が痛みが出にくいと思います
このため筋肉の再教育が必要となります
よって、
①猫背と巻き肩を改善
②肩を上げないで腕を上げるようにする
③腕の上げ下げする筋肉の出力の再教育をする
この3つを重点的にリハビリではしますが
後ろに手を回したりするなどのリハビリについてはまた今度、ブログに紹介しようかと
思います
いろんなやり方がありますが、ケガや病気の方々が早く良くなれば
どんなやり方でもかまわないと思っています
なので、いろんなやり方を学んできました
ぜひ、一緒に日常生活の質の向上、目指してみませんか
献身堂 馬野