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膝が痛くなる病気で代表的なのが変形性膝関節症です

 

変形性膝関節症と書くと長くて難しそうに見えますが

要は膝の骨の軟骨が砕けて骨と骨がぶつかり痛くなると言われています

 

軟骨は居酒屋の料理ででてくる軟骨の唐揚げを想像してもらうとわかりやすいと

思いますが奥歯で噛むと砕けます

しかし、フライドチキンみたいに骨の部分は噛んでもくだけません

それだけ軟骨は脆いのです

 

 

そのため、体重が重い人ほど膝へのストレスが大きくなるので

病院では体重を減らして下さいと言われます

 

膝に掛かるストレスですが

①通常歩行時で体重の約３倍（50ｋｇの人で150ｋｇ）
②階段を昇るときで約５倍（50ｋｇの人で250ｋｇ）
③階段を降りるときに約６倍（50ｋｇの人で300ｋｇ）

となります

 

これだけの負荷がかかります

なので1ｋｇ体重を減らしても

階段降りるときのストレスは約6ｋｇ（牛乳パック６本分）の軽減ができるので勧められるのです

 

階段を降りるときに膝が悪い人をみると膝をまっすぐ体の前で曲げることができず、膝を外側に開いた状態で曲げていくことが多いです

これをすると非常に膝の内側に負担がかかります

 

 

負担が掛かるのを実感してもらうには

 

 

椅子からの立ち上がり時に

①膝を閉じて揃えた状態で立ち上がる
②膝を肩幅より開いた状態で立ち上がる

①②を比較して貰うとわかりやすいと思います

 

明らかに②ではお尻が浮きにくいと思います

なので、膝は体の中心に近づければ踏ん張ることができるような構造になっていますので

膝を開かない方が良いです

 

また、階段を降りる時は膝を曲げる角度が昇りよりも多く曲がらないと降りられません

なので、降りる時だけ痛い人で日常生活で階段を頻繁に使うから早急になんとかしたい

という依頼があるときはいつも「後ろ向きでハシゴを下りるように降りて下さい」と

アドバイスしてます

 

階段を降りるときは無意識に足下が見えない恐怖心で若干、仰け反った状態になることがあるので

膝も曲がりにくくなります

 

膝を曲げやすくするのは前傾姿勢です

 

ハシゴのように降りて頂くと、自然と足下が見えて前傾姿勢になるのですが体は安定します

そうすると痛みが軽減できますし、日常生活の階段の昇り降りで足の筋肉もついてくるようになり

新たに運動を増やさなくても良くなる場合があります

 

 

前述したように歩くよりも階段昇降の方が膝への負担が大きいので

きちんとフォームを守って昇り降りをして貰えれば、大丈夫です

 

 

フォームで気を付けないといけないのが猫背は極力さけて、膝が広がらずにまっすぐ体の前に来るように

昇ったり、後ろ向き降りたりるだけです

 

 

もっといろいろ聞きたいと思われた方は一度お越し下さい

お体をみせて頂き、状態にあったアドバイスをさせて頂きます

献身堂　馬野